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コンクリートが地球温暖化の原因?ポンプ屋が取り組む環境問題とは?

2022.01.17
  • コラム

■コンクリートと地球温暖化の関係

東京・八王子エリアから全国に向け、生コンクリート販売をはじめ、基礎工事/解体、コンクリートポンプ車事業など、幅広くサービスを提供している小澤総業です。
弊社では、日本各地にある建設現場に生コンとコンクリートポンプ車を手配しており、高い技術力が現場の生コンに関するお悩みを解決しています。

今回は「コンクリートが温暖化の原因と言われている件について」をテーマにお話していきましょう。

コンクリートは砂や砂利、水などを凝固させるためにセメントを使用して作られます。
このセメントを作る工程において、石灰石とその他の原料を混ぜ、高熱で焼却することで、石灰石に含まれる炭酸カルシウムが二酸化炭素を排出します。

こうしたセメント製造のプロセスによって、セメント産業は製鉄業に次ぐ二酸化炭素の排出量となっており、これが地球温暖化の原因ともいわれているのです。

しかし、コンクリートは自動車を走らせるための道路やビルなどの建造物に使われ、現代社会とは切っても切れない関係にあるといっても過言ではありません。
逆にいえば、自動車の燃費効率を高めるため、アスファルト舗装よりもコンクリート舗装のほうが適しているともいわれています。
つまりコンクリートは、他産業の進歩、発展に寄与し、広い意味で地球温暖化を抑える役割を担っているともいえるのです。

ただし、そうはいってもコンクリートを作る際に大量の二酸化炭素を排出して、地球温暖化に拍車をかけているという事実もある以上、何の対策もしないというわけにはいきません。

■コンクリートとヒートアイランド現象の因果関係は?

地球温暖化と並んで、日本における環境問題として深刻なのが「ヒートアイランド現象」です。

ヒートアイランド現象とは、郊外に比べて都市部の気温が上昇する現象のことで、緑地や水面の減少、地表をアスファルトやコンクリートで覆われていることにより、地熱が発散されずに気温が上昇するといった環境問題です。

ここまで読まれた方は、ピンときたかもしれません。
ヒートアイランド現象と地球温暖化という2つの環境問題は、実は直接の関連がないということになります。

地球温暖化は、二酸化炭素など温室効果ガスの排出により、大気中の濃度が高まったため、地表から放射される熱の吸収が増え、気温が上昇する環境問題です。

ただ、関連はないもの、日本国内においては地球温暖化に加え、ヒートアイランド現象が発生して、その相乗効果で気温がさらに上昇するといった危険性も指摘されています。

そして、残念ながらどちらの環境問題にもコンクリートが原因として関わっているのは事実です。
早急にコンクリート業界は、こうした環境問題に取り組んでいかなければなりません。

■残コン問題も地球温暖化には見逃せない課題

コンクリートが、その製造過程で発生させる二酸化炭素によって地球温暖化の原因のひとつとなって、環境負荷を与えていることだけが環境問題ではありません。
コンクリート業界で大きな社会問題となっている「残コン問題」も見逃せない課題なのです。

小澤総業グループのポンプマンでも、サイト上で残コン問題について取り上げています。

あわせて読みたい:コンクリートにまつわる環境問題。ポンプマンは先行剤からアプローチ

残コン問題とは、工事現場で注文したコンクリートの1~2%程度が余ってしまい、これが残コンとして再利用されずに産業廃棄物として処理されているというものです。

地球温暖化とは直接関係はありませんが、この残コン問題も地球に大きな環境負荷を与えているのは間違いないところです。

■コンクリートを取り扱う小澤総業だからこそ、生コンの地球温暖化問題に取り組む義務があります!

生コンを取り扱う小澤総業は、グループ企業を挙げてコンクリートの地球温暖化問題をはじめ、地球への環境問題に真正面から取り組んでいます。

以下に、小澤総業の取り組みをご紹介します。

・エコスル2:残コン問題への取り組み
弊社のグループ企業であるポンプマンでは、残コンを中性無害にする先行剤「エコスル2」の開発、販売を行っています。

これは、残コンのもととなるモルタル0.5立米を一切使うことなく、生コン打設工事が可能となる画期的なイノベーションです。
しかも、この「エコスル2」は食品添加物のみで精製されており、1回あたり1t発生していた産業廃棄物(残コン)を中性無害の一般ゴミに変えることが可能です。

次世代生コン先行剤「エコスル2」について、もっと詳しく知りたい方はこちら

・ポンプ車の災害派遣
地球温暖化の影響で、日本各地で豪雨などの水害が毎年のように発生しています。
小澤総業では、災害発生時に無償でコンクリートポンプ車を吸引車として派遣しています。
コンクリートポンプ車は、工事現場では砂利も吸い込めるほどの吸引力を有しており、これが豪雨による浸水被害が起きた際に、ポンプの逆転を利用して溜まった水を吸引できるのです。

令和元年の東日本台風の水害発生時は、神奈川県川崎市にコンクリートポンプ車を派遣しました。

コンクリートを扱うプロ・小澤総業だからこそ、コンクリートによる環境問題には真摯に取り組み続けています。
お子さんやお孫さんの代まで安心して暮らせる日本を残すために、私たち小澤総業グループはコンクリートを通じて課題に取り組んでいきます。

環境問題に配慮した小澤総業の生コン、コンクリートポンプ車のご用命について、詳しくはこちらをご覧ください。

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コンクリート打設工事・生コン販売・コンクリートポンプ車手配に関するお問い合わせなど、コンクリートポンプ車保有台数東京No.1の小澤総業までお気軽にご相談ください。

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